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白山平泉寺に祀られるイザナミとは??

越前国には白山神社がとても多い印象があります。霊峰白山と言われ古くから食べ物となる木の実や山菜が多く育ち、それを食べる動物やもちろん人間も白山からの恵みで命が生み出されることから国生みの神・イザナミと同一視されるようになります。沢山の神々や国々を生んだイザナミと沢山の生命を生み出す白山は同じ生命の源。この考えが白山信仰のもととなっています。


  • イザナミとは??

  • イザナミが現れた!?平泉寺白山神社

  • 越前国に広がる白山神社

 

イザナミとは??


イザナミは日本で初めての夫婦・カップルと言われ夫はイザナギと呼ばれます。

高天原より命じられてオノゴロ島という島でイザナミとイザナギは結婚し子供を産みます。その子供が淡路島です。そう!日本神話ではイザナミとイザナギは淡路島から始まり四国・九州・本州などの日本国土を生み、石や山などの物質的なものだけでなくそれを司る神々までも産みだしたまさに日本国の母と父となります。

 

イザナミが現れた!?平泉寺白山神社


白山信仰の祖・泰澄が池でお祈りをしていると女神が現れ白山の女神であると告げ、白山の頂上に来るように伝えます。そこで泰澄は白山の山を開き頂上へ行きそこで修行をしていると恐ろしい九頭龍が現れます。泰澄は「女神の本当の姿はこんなに恐ろしいものではないはず、本当の姿をお見せください!」と叫ぶと九頭龍は十一面観音菩薩に姿を変えたと伝わります。

このことから平泉寺白山神社では本社にイザナミと同一視されている十一面観音菩薩を祀り祭神としてイザナミを祀るようになります。

この女神が現れた池は現在も御手洗池として平泉寺白山神社の参道沿いにあります。また、イザナミを白山妙利大権現と呼びイザナミの仮の姿とし本宮の神額に刻まれています。


イザナミが現れたという御手洗池。イザナミは自分のことを白山妙利大権現と伝え世の中を救いたいのなら白山の頂上へ来て修行を行うように伝える。

白山平泉寺にある本社は白山の山・御前峰の神としてイザナミノミコトと十一面観音菩薩を祀る。白山で修行する泰澄の前に九頭龍として現れたともいわれ海老虹梁に龍の彫刻がされていて見事な社となっています。


 


越前国に広がる白山神社


白山信仰の象徴となる白山神社は基本的にイザナミまたは夫のイザナギを祀ることが多いですがキクリヒメを祀ることもあります。キクリヒメはイザナミとイザナギが黄泉の国でケンカをしたときに中に入り二人を仲良く、くくったことからククリヒメとも呼ばれます。基本的にイザナミ、イザナギ、キクリヒメを祀るのが白山神社となります。福井県では平泉寺白山神社の社領として経営基盤を築いた藤島庄(現在の福井市藤島町、大和田、大宮、灯明寺地区)、その東の本郷地区などに多く白山神社が広がっています。坂井市には白山信仰の拠点のひとつ豊原寺もあり白山神社が多く広がる地域のひとつです。

この平泉寺白山神社は717年に開山され鎌倉時代の源平の時代に一気に歴史の表舞台に出てきます!それから戦国時代の1574年の一向一揆による平泉寺白山神社焼失までの800年以上この越前国では絶大な影響力を発揮します。




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